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品質保証業務関連資格を取得するには?

品質管理分野での資格には、2005年から実施されている日本品質管理学会認定の「QC検定(品質管理検定)」があります。

この品質管理検定は国家資格ではありませんが、品質管理能力を測る一つの基準として、多くの企業で社員の資格取得を推進しています。

QC検定試験では、品質管理に関する知識をどの程度持っているかが問われ、筆記とマークシートによって行われます。
設問数は60問で、1級から4級まであります。

QC検定試験は年に2回、3月と9月に行われます。

平成19年度のQC検定受験者数は1級から4級まで合わせて約2万5,000人、合格率は約70%でした。

品質管理検定3級のレベルは、「職場において発生する問題について、要所でアドバイスを得ながら解決を進めることができる」レベルに設定されており、品質管理(QC)7つ道具の手法に関する知識を有する人、QCサークルのメンバーとして活動している人などを対象としています。

また、品質管理検定2級のレベルは「設計・開発などの一部の現場を除き、職場で発生する品質に関係した問題の多くを、自らが中心となって解決や改善していくことができるレベル」とされており、品質管理検定3級取得対象者は、QCサークルのリーダー的役割を担っている人など、自ら問題を解決する能力がある人になります。

QC検定試験セミナーとしては、品質管理検定受験のための準備コースも級別に開講されており、テキストも販売されています。

品質保証業務関連資格取得は、客観的に品質保証業務レベルを評価することが可能なので、企業に品質保証業務の遂行能力をアピールしたり、社員自らが励みとするためにも、資格取得を目指すことをお勧めします。